ＪＡ鹿児島県経済連は９月２８日、姶良中央家畜市場（霧島市）で第７３回鹿児島県畜産共進会を開き、県内１１地区から予選を勝ち抜いた６９頭が出品されました。ＪＡ北さつま管内からは薩摩地区８頭、伊佐地区６頭の計１４頭が出品され、父系群区で徳重真生さん（さつま町）の「やすはるの５４５」「なつひらてる」「はなふく」の３頭が最高賞のグランドチャンピオン賞を受賞しました。他にも農林水産大臣賞、萩原三笠杯、山中貞則賞、斉一性賞を受賞しました。徳重さんの県畜産共進会でのグランドチャンピオン受賞は今回が初めて。

　徳重さんは「今回の共進会は、いつも以上に多くの関係者の手助けと協力があってこその受賞。次は３年後の全国和牛能力共進会で、ひとつでも多くの出品区に出せるように、今後も努力したい」と話しました。

　また担い手育成を目的とした高校生等出品区の展示もあり、県内の農業高校や農業大学のチームが活動内容や思い、抱負などを発表しました。管内からは薩摩中央高校の「なぎさ」、伊佐農林高校の「もみじ」が出品され、伊佐農林高校３年の牛島航太郎さんは「ＪＡ営農指導員の協力のもと、牛のならし方や立たせ方など指導してもらいながらチームで取り組んだ。黒毛和種の生産者の一員として、これから頑張っていきたい」と発表しました。

管内の入賞者については次の通り。　（敬称略）

【若雌１区・最優秀賞】

▽５席　溝口敏幸（伊佐市）　▽７席　徳重真生（さつま町）

【父系群区・最優秀賞】

▽１席　徳重真生（さつま町）（※グランドチャンピオン・農林水産大臣賞・斉一性賞・萩原三笠杯・山中貞則賞）

【成雌区・最優秀賞】

▽６席　羽子田ひとみ（さつま町）

▽７席　徳重真生（さつま町）

【団体知事賞】

▽ＪＡ北さつま