全国でも珍しい女性だけのドローンによる農薬散布を実施する「ＭＡＭＡＭＩＡＣＡＴ九州」が伊佐市で産声を上げました。お揃いのユニフォームに袖を通し、送信機を腰に持って真っすぐ前を見る様子がミーアキャットのように見えることが名前の由来です。

メンバーは肥実志津子さん（５７）、肥実麻衣さん（２６）、上下絵里さん（２６）の３人。自身を言い出しっぺと語る志津子さんは、「もともとドローンが好きで、一生涯の仕事にしたいと考えていました。ドローンは機体も軽く、女性の活躍の場が広がるのではないかと考えていた際に、北海道でＭＡＭＡＭＩＡＣＡＴのイベントが開催されるのを知り、すぐに二人を誘いました。今年は約１０㌶を散布予定。将来的には九州一円に仲間を増やしながら５００㌶まで規模を拡大したい。」と話しました。

ＭＡＭＡＭＩＡＣＡＴ九州の設立に係わった㈱ＵＰ-ＤＯＷＮ（旧㈲共同設備工業）の代表取締役上下公三さんは「地方や農村部にも女性の活躍できる場を提供したいと考え、ドローン事業部を立ち上げました。高齢化の進む農業において、スマート農業による省力化と女性の活躍を期待したい」と話しました。