ＪＡ北さつまは11月１日から、移動金融店舗車の運行を始めます。車は２ｔトラックで、荷台部分が金融店舗となります。車内には接客カウンターを設け、金融課職員が応対。貯金の入出金や通帳の記帳・繰越、公共料金や税金の納付などを行うことができます。

　ＪＡでは支所再編に伴い、さつま・伊佐地区の13の支所・出張所を統廃合したことから、対象地域で以前と変わらぬ金融サービスを提供することを目的に、導入の検討を進めてきました。県内ＪＡではそお鹿児島、さつま日置に次いで３台目となります。

　運行ルートは廃止した支所を中心に設定し、21カ所で営業を行います。営業時間は１カ所当たり30分。うち17カ所ではＪＡ移動販売車・走るＡコープ「笑味ちゃん号」と時間を合わせています。また、金融店舗の業務以外は渉外担当者が対応します。

　ＪＡ金融指導課では「初めての導入となりますが、地域に根差した金融店舗となるよう、管内を走り続けたい」としています。